江草 乗の言いたい放題
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2007年04月30日(月) 選挙権に定年を設けよ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 これから日本はどんどん老人が増える。少子化で子どもはどんどん減っているわけで人口における老人の比率が年々高まっていくのは長寿社会になったから仕方のないことなんだが、オレが怖れていることが一つある。それは選挙のことである。圧倒的に老人の比率が高まったときにどんな選挙結果になるかということなのだ。一般的に老人は若者よりもヒマである。日曜日もデートするとか遊びに行くという予定がないので仕方なく投票所に足を運ぶという律儀な方が多い。それを証明する資料がある。衆議院事務局編「衆議院議員選挙結果調査」によると、2000年の衆議院議員選挙に於ける年代別の投票率は次のようになっている。

20代 38.35%
60代 79.23%


60代の投票率は20代の倍である。こんなにも差があることを知ってオレは唖然としたのである。同時に日本の政治がなぜこんなひどいのかもわかったのだ。政府が国家50年の計を立てることができず、その場しのぎの刹那的な政策しか打ち出せず、子孫に借金を残すことに平気なのはなぜか。それは有権者の最大勢力が老人たちだからである。60歳以上の人口比を人口の25%として、その人たちの投票率が若者の倍あるということになると、25%の人たちが50%の票を支配しているのと近い結果になる。なんということだ。

 オレがこの日記で訴えている「イナカモンドリーム」のような情けないことがなぜ発生するのかということの理由もこれで説明がつく。多くの老人たちはこの国を変えていこうとするよりも、ただ旧来の選挙のやり方を踏襲する古い政治家たちに地縁・血縁で投票しているのかも知れない。だから選挙をしても何も変わらないのだ。老人票を突き崩すことは不可能なのだ。

 そこでオレが提案するのが有権者定年制だ。政治家にも有権者にも定年を設けてしまう。政治家は60歳で引退、有権者は65歳で引退というふうにしてしまうのである。65歳以上の高齢者から投票権を剥奪してしまうのだ。かなりの暴論だがこの結果かなり国会議員は入れ替わるかも知れない。それ以外に古い金権体質にしがみついた腐れ政治家や利権べったりの連中を追放する方法はないのではないか。

 オレは以前に
津軽ダムのことを日記に書いた。総事業費1600億円も掛けていずれ堆砂で埋まるだけの巨大な馬鹿モニュメントを作ることと、その1/10でいいから若者の雇用対策などに回すことと、どちらがその土地に暮らす住民にとって価値あることであるかということだ。これが都市部なら雇用対策の方が圧倒的に支持されるだろう。しかし青森では圧倒的な老人票がその1600億円のイナカモンドリームを守りきるために活躍するのである。都会の人間が払った税金が田舎のそんなくだらない公共事業に費やされるのである。

 オレが高額納税に耐えているのは、そのゼニが日本を良くするために使われると思うからだ。ところが実際は多くの税がイナカモンドリームの原資とされて、多大な環境破壊をもたらす公共事業のために無駄遣いされてしまってるのである。そのような構造を打破するためには、この国の老人支配を打ち砕かないとだめだ。現行の選挙制度では何も変わらない。この構造を決定的に変えるための一つの切り札がこの有権者定年制なのだ。

 こんなことを書くとおそらく老人の方から「おまえもいつかは老人になるじゃないか」とか「ワシラを姥捨て山に捨てたいのか?」と文句を言われそうである。オレは「引退」を勧めてるだけで「捨てる」なんてことは書いていない。これまで社会に貢献してくれたその功績に敬意を表しつつも、後はしっかり隠居なさってくださいということなのだ。政治に若者の意見を反映させるためにもこれはやむを得ないことだということがオレの認識である。ついでに有権者の年齢の引き下げも実施したらいい。いっそ16歳から選挙権があるとかいうふうにしたらどうだ。16〜65歳を有権者ということにすれば若者の政治参加も増えるだろうし、選挙の結果が劇的に変わってくれそうでオレは期待してしまうのである。

 この日記を書いた後で、読者の方から「老人だから保守的とは限らない。これまで自民党や公明党に入れたことはなく、社会党、共産党、民主党に投票してきた」というメールをいただいた。もちろんそうした方もいらっしゃることは承知している。オレがこの日記で遠回しに言いたかったのは若者の低投票率をなんとかしろということであり、そんな状況で政治に対して文句を言う資格があるのかという怒りである。ただ、老人票の多くが旧来の利権システムを維持しようとする勢力に投じられていることは紛れもない事実である。どうかその点をご理解の上で、今日の日記を「いつも以上に今日はむちゃくちゃだよな」と読んでくださるとありがたい。


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