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| 2003年09月14日(日) ■ |
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| 甲子園、段ボールの上で過ごした一日。 |
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昨晩、相方から電話。「明日8時までに甲子園に来てくれへんか?並んでる人の人数確認するみたいやし」。特別な予定がなかったのと、一度は消えた生胴上げ謁見の夢が再燃し、朝5時前に起床し、いざ甲子園に乗り込んだ。すでにすごい人。阪神「甲子園」駅の側まで人が溢れていた。そんな中、相方くんは大奮闘。売り場から20メーター後方という夢のようなポジションで寝ぼけた顔をしていた。段ボールの上のガムテープを貼る席取りはもう一昨日の夜からしている。昨日は徹夜だ。気合いの男や。
人員のために朝もはよから集まったのは、私を含めて5人。あまりの人のため、明日の試合なのに、9時半で販売を始まった。1人5枚。3,000枚しかないという噂が飛び交っていたので、前の人の頭を見てちょっと不安がよぎった。でも、40分後ようやく5枚購入することが出来た。5人がそれぞれ5枚買ったので、計25枚。こういうときはやっぱし団体戦に限る。あとで姉からのメールでチケットは1時間で完売したと聞いた。
チケットを手に入れたあとは、場所取りのためにまたポジションを変えてならんだ。日陰のないところで、暑かった。段ボールには、名前と人数、そして、「はがさないで」の一言を書き、近くにある日陰に入ったり、散歩に出たりする。昼ごはんを食べると、眠くなって、もろ日光の当たるダンボールの上に寝転がった。暑くて目がやられそうだったので、タオルを目に当てた。風も強かったので、タオルを押させることにきがいってあまり眠れなかった。
こういうときは、昼まっからアルコールである。野球に絡んだ暑い日の昼間の酒は夜に味わう酒とはまた違ったおいしさで、ちょっといけないことをしているような、堕落しているような、妙な心地よさがある。
待っているときにすること。チケットの分配。電話をして、「明日のチケットあんねんけど」。私が声をかけた人たちはすごく喜んでくれてたけど、学生時代のサークルの人たちは、喜んでくれる人が予想以上に少なかった。「デートがあるから」「習い事があるから」「仕事に段取りが…」拍子抜けした。待機メンバーのテンションがちょっと下がった。でも、夕方になると、昼間が冴えない返事をした人たちが「やっぱり行きたい」と言い出した。やる気のないヤツは断って、喜んできてくれる人を優先しようということになった。そりゃ、そうでしょ。徹夜してもチケットとれなかった人のことを思うと。
中日戦や広島の情報はラジオと家への電話で仕入れた。結果は、ブルーになるので言わないことに。待機中、報道カメラやわけのわからんおじさんがしゃべってきた。報道カメラマンは私たちにインタビューしたけど、リアクションで「これはカットだな」とすぐわかった。報道サイドは景気のいいファンを撮りたいのだろうけど、その日は暑かったし、ここにいる人たちは徹夜もしくは早朝から並んでいるので疲れている。それに、阪神、負けてたし。あと、新聞の取材も来た。「どこからこられたんですか?」と聞かれたので、先輩が「うちらは近いんで」と言った。私でもわかった取材趣旨。安直だね。遠方がいいんだね。わけのわからんおじさん、チケットが1人5枚取れたのは、僕のおかげだと言った。そのあと、延々10分くらい話して、結論が「チケット余ってない?」。なんじゃ、そら。
夕方からは、夜の待機メンバーを待ちながら、プチ酒盛り。何しゃべってだろう。う〜ん、たいして内容のないことのような気がする。でも、頭はしっかり動いていた。段ボールの上は思ったより柔らかい。でも、じっと体重をかけると、下のアスファルトの感触がする。堅い。痛い。そして、ここで流れる時間の長さ…。正座したり、あぐらかいたり、寝転がったりしながら、ここから見えるスポーツって大事かもしれない。そう思った。
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