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| 2003年09月02日(火) ■ |
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| 旅 〜最終日・仙台〜 (更新完了) |
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不覚にも朝目覚めたとき、「さあ、今日は最終日、がんばろう!」などと口走ってしまった。好きでやってることなのにね。
さて、盛岡から仙台。道中はブレーキの音がびっくりするほどうるさいこと以外特記することはない。う〜ん、何時間も電車に乗ってることに慣れたのか、仙台まであっという間のように思った。むしろ、時間的には短いはずの昨日の青森→盛岡間の方が長く感じた。
仙台に着いたら、昼前。その前に、いろいろ調べなければならないことがあり、駅前を重い荷物を持ってうろうろ。その後、駅構内のカレー屋さんで、“せっかくだから”と牛タンカレーを食べる。牛タンってこんなに分厚かったんやと思った。普段食べてるの、薄いからなあ…。
調べものをしていたのは、東北高校のグランドへ行くためだ。東北高校のグランドというか野球場は、市内郊外の泉校舎にある。ところがここ、バスが1時間に2本しか通ってない旅行者泣かせの難関。でもって、帰りの飛行機の時間もあるので、所要時間や時刻表調べ、万が一のときのためのタクシー手配等々、ぬかりなくしておかなければならなかった。
12時台のバスに乗った。バスは郊外をひた走る。20分ほどすると、「東北高校、準優勝おめでとう」と書かれた紙が貼ってある店をちらほら見かけるようになった。山を切り開いて出来た町が続いているのか、アップダウンが激しかった。そのアップダウンが3回目か4回目で、最寄りの停留場「泉ビレジ一丁目」に到着。平日の昼間、道路状況が穏やかな中、所要時間は45分。さすが、新興住宅街。シルバニアファミリーに出て来そうな抑えめながら彩りのある家が並んでいて、歩くそのたびに、どんどん現実離れしていくなあと思った。
東北高校泉校舎は、停留場のすぐ側にある。きれいな校舎で、大学みたいな雰囲気だった。たっぷりの敷地に、校舎は2階建て。窓が開いていて、先生の声や生徒のざわめきが風に運ばれてきた。ここにも、いたるところに「準優勝おめでとう」の文字。野球場は校舎の一番奥にあった。両翼90メートル、中堅は120メートル。ネット裏にはスタンドもあり、ホンマ物の球場仕様だ。当日、野球は試合のようでグランドのは人っ子一人いなかった。他のクラブの選手は周辺を走っていたけど、やはり静まり返っているという印象はぬぐいきれなかった。
スコアボードには、「東北高校、ALL FOR ONE!」と書かれてあった。若い子の字だなとすぐわかった。初めて見たような気がしないのは、きっとどこかの雑誌に写真にせいだろう。その隣に、白いボードに赤字で、「闘志なき者は去れ」。外野を覆う木々で見えない箇所のあったけど、内容はすぐにわかった。グランドは前日に雨が降っていたのか、まだ湿っていた。ダグアウトはあったが、目を引いたのはその奥行きの狭さ。普通の半分くらいしかない。ベンチの一列しか並んでいない。なんか意外だなと思った。そういえば、ここ、スタンドの椅子の色も、外野のラバーの色も、色あせている。それは、長年こういう恵まれた場所で練習をしているという証。そう考えれば、ベンチの奥行きの狭さも、納得いく。帰り、構内で作業員のおじさんに挨拶された。停留場の側はスクールバスの駐車場で、ドライバーのおじさんが車を洗っていた。ああ、学校って一大ビジネスやねんなあなどと思ってしまった…。
ただ“グランドを見た”だけなので、帰りの飛行機の時間を心配する必要はなくなり、むしろ“残り時間をどうしようか”という問題が浮上した。しかし、それもすぐ解決。帰りのバスの中で。首が気が狂うかと思うくらい痛くなったので、駅前のマッサージ屋へ駆け込んだ。気休めかもしれないけど、とりあえずこの場をしのぎたいと思ったし、いい時間つぶしだとも考えた。幸い、胃の調子が悪いのと、移動時間が多い旅だったので、お金はあまり使っていない。いつも行ってる地元に店とは違い、和室でおばちゃんのしてもらう方式だった。さわるところ、さわるところ、気持ちよくて、“もっと押してよ〜”とは思ったが、まあ、良かった。でも、何度も「どうですか。どうですか」と聞かれるのはちょっとしんどかったかな。
帰りはどっぷり寝てやろうと思ってたのに、窓側に座ったものだから、雲の上からの景色に夢中。当日の仙台は曇り。でも、上昇を始め、最初の雲を抜けると、まばゆい光に襲われた。雲の上はいつも晴れやねんなあ。
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