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| 2003年05月16日(金) ■ |
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| 癖 |
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ある日練習を見ていると、後ろにいた観客のおっちゃんがこんなことを言っていた。「あのレギュラーでない選手、あいつ、それでなくても下手くそやのに、また捕り方がなってへんから、かっこう悪くてしゃあないわ」。
失敬なっ。個人的に注目度の高い選手なだけに、正直、むっとした。でも、彼は決して野球のうまい選手ではない。“一生懸命やっているから”。その言葉を盾に、おっちゃんを批判するのはちょっと無責任だと思った。自分に反省。
おっちゃんに話が続く。 「ま、体で覚えてしまってるから治らへんのやろな。癖やからしゃあないな」 はき捨てるような口調。反省を取り消したくなった。
癖は治らない。 そういうニュアンスにむかついたのだ。
私は以前、人から「選手を上に見過ぎている」と言われたことがある。現在の風潮では、選手を見下す傾向にあり、それは良くないと思っていたが、かと言って逆がいいわけでもない。いま、私がグランドや練習を見に行くのは、もちろんそれが好きだからなんだけど、潜在意識のどこかでその癖を治そうとしているのかもしれない。日常に一番近い場所に言って、「なんや、選手も人の子やん」の再確認を積み重ねたいのかもしれない。だって私、学校が好きなわけでも、高校生が好きなわけでもないもん。おっちゃんの一言は、そんな私の領域に土足で踏み込んできた侵入者。そう感じた。
関係ない人が関係ない人のことを言っているだけなのに、すぐ自分に置き換えてしまう。これも私の悪い「癖」。治らないの?
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