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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2003年01月30日(木)
スーパーで見かけた高校球児


 雪の現場第二日目。車はどんどん北へ、山へ向かって進む。道路には雪。道は白い。滑る滑る滑るぅ〜!受験生がいたらはったおされるほど磨き上げられたアイスバーン。峠に入ると、道路の両脇からいっせいに水が放射されていた。道の雪を溶かすと同時に、車の洗車もしてくれる。除雪車が往来し、脇道にはどっさり雪の山、坂道を平気でチャリ通学する頬を赤くした地元の中学生…。街全体が白く覆われたその光景は、まさに“まんが日本むかしばなし”の世界だった。

 そんな町中にあるスーパーが今日に舞台。1階建ての比較的小規模な昭和型の店舗。長靴を履いた地元民がぞろぞろと買い物に訪れていた。

 カウント中、ふと手を止めて外を見ていると、時が止まっていた…というのはもちろん過剰表現で。でも、時が止まって見えた。それは、朝から淡々と降り続ける雪が止まって見えたからだ。窓ガラスの向こうの景色という絵があるとして、それに1つ1つが大きな粒状の雪が霜降り柄になっているような感じ。気持ち悪きれい。そんな感じの光景。もちろん、よくよく見ていると、雪が右に左にゆらゆら揺れながら、ゆっくりゆっくり地面に向かっていた。風のほとんど吹かない昼下がりだった。雪は“降る”というより、“降りてくる”というイメージだなと思った。
 
 そんな光景も見える窓際には雑誌が売っている。小学生くらいの女の子や、仕事がお休みで今起きてきましたみたいな格好をしたおじさんが各々目当ても本に没頭していた(カウントするときには迷惑なんだなあ)。そんな列の横に、同じような仕草をした直方体バックに制服姿に丸坊主の…そう、高校野球部員がいたんです。近くに高校があるらしく、他にも制服姿の学生はいたのですが、いやあ、新鮮でした。

 私の乏しい想像力では、高校球児がスーパーにいるというのは考え難いんですよ。コンビニにたむろする子たちに見慣れてしまったんでしょう。スーパーって、子供連れのおかあさんや老夫婦が来るというイメージからどうしても抜けきれないんです。私が高校生だった時分、何故かスーパーに入るのが恥ずかしかったというのもあるのですが。

 現場は小さな街です。コンビニなどもちろんありません。だから、彼らにとってはここがコンビニ的存在なんでしょう。