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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年11月18日(月)
優勝、したいです。


] 今日、大学野球の神宮大会(でいいのかな?)の決勝戦が行われた。決勝カードは、亜細亜大学ー東北福祉大学。実はこれ、春の2回戦の再戦カードだった。春は、東北福祉が為すすべもないという感じのコールド負けをしたが、今回は5−3とスコアから想像する限りではなかなかの好ゲームだったようだ。

 実は、私、春に亜細亜大学戦を終えたあと、偶然、東北福祉大の堂前選手が取材を受けているのを目の当たりにしている。結果が結果だから、声のトーンも低く、表情も暗かった。心なしか涙声だったように思った。今は人前だから緊張感を保っていられるのだろうけど、ふとした拍子に泣き出してしまうのではないかと、ハラハラした。私の中では、涙は高校球児にものだから。

 そんな彼がポツリポツリとこぼすように発した言葉に、「優勝、したいです」というのがあった。2回戦でコールド負けしたチームが優勝だなんて、随分高い意識を持っているんだなあなどと失礼なことを思った。しかし、秋にここまで上り詰めたのはすごいなと思った。当時は、あのか細い声で、「優勝したい」と言われても正直説得力に欠けるなあという気持ちもあった。この結果を受け、表象だけで物事を判断してはいけないと思った。
 
 目標まであと一つのところで、春に苦杯をなめた相手にまたもや敗退。彼はどう思っているのだろう。同じ相手に負けて悔しい?優勝出来ずに残念?準優勝でも自分たちはよくやったと胸を張っているのかな?

 スコアだけではわからないことって、たくさんある。