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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年11月16日(土)
東山三昧?!

 
 ずっと体調が悪かったはずなのに、休みになると元気になるゲンキンな私は、朝から西京極球場に足を運んだ。クラブチームの交流試合があり、その第一試合に東山クラブが出ていたから。東山クラブとは、その名の通り、東山OBが中心に構成されているクラブチームだ。

 試合は最終回まで0ー9と大量にリードされていたが、土壇場で4点を返し、“やっぱり東山やなあ”といい意味でも悪い意味でも、そう思った。電光掲示板には懐かしい名前の並んでおり、ほとんど観客がいない球場で一人悦に浸っていた。そこで繰り広げられていたのは、都市対抗を目指したり、プロ注目の選手がいたりする企業野球とは、まるでカラーが違った野球だった。現役時代に比べてふくよかになっている体のラインや、動きにキレがなくなっている姿を見ると、“人は年をとっていくもんなんだなあ"としみじみ思ってしまった。

 試合は1時間半くらいであっさり終わった。そのあと、一度帰宅し、次に向かったのは、そんな元選手たちがかつて汗を流した山科グランド。着いたら、すでにノックが始まっていた。まもなく、監督さんがグランドから出てきて、父兄さんに「今日は、紅白戦“もどき”(変則性があり、完全に試合形式ではなかった。高校野球は色々あるので、念のため)をやりますんで」と言った。そっか、今日は11月16日。もう解禁なんだ。長かったような短かったような3ヶ月だったなあ。

 全部員を二手に分け、ホームベース前に整列。選手は一礼し、気合いの入った声とともに、各ポジションに散らばった。一番バッターが打席に向かう。そのときの何とも言えない嬉しそうな顔が印象的で、なんだか私まで嬉しくなった。三振あり、ホームランあり、各々の選手が力を発揮したように思うが、勝ち負けより、“野球”をしている選手を見れたのが何より嬉しい。

追伸:2ヶ月半ぶりの酒は、大好きな麒麟淡麗生で決めた。やっぱり、私には酒が必要なんだと痛感した。アルコールに愛と平和を込めて。乾杯♪