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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年11月12日(火)
アメリカスポーツの凄さを痛感

 
 何気なくテレビを見ていたら、NFLの試合が中継されていた。先日アメリカンフットボール観戦デビューした私は、いきがって見てみることにした。つい数日前までは未知のスポーツだったアメリカンフットボールだが、たった1回の観戦ですごく身近に感じてしまったから不思議だ。

 日本の野球とメジャーリーグの違いというのは、TVで見ていても漠然とだがわかる。でも、アメフトの場合は、全く分からない。もし“どっきり”か何かで、高校生の試合を流して、「これがNFLの試合ですよ」と云われても、それを信じて疑わないで見ているだろう。

 ところが、アメリカってところはすごいなと思える場面の遭遇した。試合前半、自陣のゴール目の前で相手がパスしたボールをカットして、独走し、そのまま逆転タッチダウンを奪った選手がいた。ラグビーでも思うのだが、10人強の大男達のすきをついて、風と声援を受けながらフィールドを走るのはすごく気持ちいいのだろうな。それも今回の場合は、ついさっきまでピンチだったのに。

 その選手が走った距離は98ヤード。メーターに直すと90メートル弱。アメフトのフィールドは、長さが100ヤードなので、この数字がいかにすごい独走だったかを物語っている。

 カメラは、タッチダウンを奪った選手を映していた。なんとその選手は酸素マスクを口にあて、苦しそうな表情をしていた。確か、この選手は30代後半のベテランだと解説者が言っていたっけ?にしても、100メートル弱を走っただけで、酸素マスクだなんて、アメフトの選手って、そんなにヤワなん?

 むろん、それは大きな誤解だった。そのあと、スタジアムのビジターチームのロッカールームが映った。壁にプレートが掛けられていた。そこにはこのスタジアムの標高値が書かれているらしく、ここは標高1000メートル強という高地であることを知らせていた。これは敵を威嚇するためのものだろうとアナウンサーが話していた。

 標高1000メートルなんて、山の上やん。そんなところでアメフトかいな。そりゃ、酸素マスクいるわ。