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| 2002年09月20日(金) ■ |
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| 辛口でお願いされます。 |
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ピーコのファッションチェック、嫌いじゃない。あれだけボロカスに言うだけあって、やっぱりファッションセンスはいいと思う。町中にいる歩くブランド品を手厳しく批判するのを聞くと、全身1万円以内の人間としては、やはり痛快。昔、ブランド品を着ている人はセンスがいいんだと思っていたが、そうでもないことを教えてくれた。私にはファッションセンスなんててんでないが、それでも「何十万かけてこの着こなしかぃ〜?!」と思わず吹き出してしまう人が腐るほどいる。
ただ、「もっとお金をかけましょう」ですませるのはどうかと思う。野暮だけど、「おしゃれは金か?!」と目をむきたくなる。だって、金をかけてもあなたがボロかす言うほどの人がいるわけじゃない。だから、おしゃれって金じゃないんだよ、きっと。そんなあなたには一度、スーパーの衣料品とユニクロの服だけを使った“生バトル”をやっていただきたく思う。評論家って、お金だけであれこれ言う人ではないはずだし。
ふと思った。プロ野球の解説をしている諸評論家の方々が、高校野球の解説をやったらどうなるんだろう、と。やっていただく試合は…。甲子園大会?そんな甘いもんじゃない。地方大会の1回戦。それも、部員が足りなくて、大会間際にメンバーを無理矢理集めたようなチームの試合だ。ゴロをさばくどころかキャッチボールもろくに出来ないような素人の集まり。点を取られるたびに、下を向き消極的になって足がすくむ子もいれば、すっかりしらけてしまってダラダラしている子もいる
「あんな守備ではダメですね」、「どなんまかの球がどうして打てないのでしょう」、「もっとやる気見せて欲しいです」。
そんな言葉からは何も生まれないと思う。何故“あんな守備”をし、どうして“どなんなかの球が打てない”のか。それに、やる気を見せれないほど精神的に追いつめられることだってある。あなたはどんなときもやる気満々で取り組めたのか?イヤになって、気を抜いたことはなかったのか?と問いかけたくなる。
書いているうちに、ほんまに彼らの高校野球解説が聞きたくなってきた。そのときは、私が辛口チェックしてやる。「もっと野球をうまくなりましょう」ではすまされないよ。
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