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| 2002年08月09日(金) ■ |
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| かわいいだけじゃつとまらない |
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…のが女子マネージャーなわけです。私のように上っ面でしか高校野球を見れない一ファンは、どうしても“大人しくて、控えめで、けなげな”女子マネージャーというイメージを抱きがちですが、実際はそうでもないようで。
何年か高校野球を見ていると、女子マネージャーの強気な面というものをかいま見ることができます。たとえば、右も左もわからない新入部員にグランド内の設備を説明して歩く先輩女子マネージャーや、試合前に“あんた、ヒマやろ、プレカード持って、走るのやりいや”と指示する姿もあります。
幻滅したり、“なんや、えらそうに”とは思いませんでした。むしろ、頼もしいことは好印象でした。以前日記で、“女子マネージャーも部員なんだ”と書いたことがあります。練習中、部員同士で厳しい言葉で指摘しあうのと同じで、女子マネージャーも必要に応じて厳しい姿勢でいるのでしょう。そういえば、元野球部マネージャーという友人が、「先輩が“ぼくらの頃の先輩マネージャーは怖かった。ときどき呼び出されたりしたもんだ”と言っていた」というエピソードを教えてくれました。私は心の中で“ええぞ、ええぞ”と声援を送りたい気分になりました。そういうことをふまえてから、よくよく女子マネージャーの顔を見てみると、結構気の強そうなキリリとした顔の子が多いです。
“私を甲子園に連れていって”というセリフがありますが、私個人の思いとしては、女子マネージャーがこの言葉を使わない時代が来て欲しいと思います。球場の片隅で見かけた頼もしい彼女たちには、“一緒に甲子園行こうや!”の言葉がよく似合う。そう思いました。
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