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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年07月08日(月)
監督、お酒ご一緒していいですか?

 「野望」を辞書で引くと、こう出ている。

 <その人の境遇・地位・能力などでは、とてもかなえられそうにない大きな望み。また、望んではならない大それた望み>

 うわ〜、私の頭ン中、野望だらけかも(^^;)。

 そんなわけで、今日は野望の話をひとつ。


 実はここ最近、お酒を一緒に飲みに行きたくてたまらない人がいる。その方は、高校野球の監督。知り合いでも何でもないし、お話したことすらない。昔は、嫌いだった。そのチームが強いからというのもある。なかなか心憎い野球をするのだ。

 ところが、年月とは人を変えるもので、人づてにその方をエピソードを聞くと、嫌悪感が一遍に吹き飛んで、むしろ興味の対象となってしまったのだ。そんなある日の試合終了後、偶然にもその方を数十センチという至近距離で拝見すること…。

 教師というイメージとは程遠い風貌、ちょっと不健康そうな肌色。年輩男性の渋さの漂ったその面影。

 絶対酒が似合う人やで!それもビールやカクテルなんてもんじゃなくて、日本酒。そう、絶対。それも冷酒。和服の美人女将がいる小料理屋で、粋な飲み方するんだろうな。小料理屋は知る人ぞ知る店で、カウンター数席とテーブル3席くらいのこじんまりしたところ。雰囲気の割にリーズナブルなんだけど、内装はこだわっているような店。ああ、檜のにおいとかしてきそう。

 高校時代ピッチャーをやっていたというその方は、きっと歌もうまいに決まっている。河島英伍あたりを渋く歌い上げそう。でも、マイク持ったら離さなかったり、手拍子を強要するようなバカなことはしないだろう。きっと、「ここぞ!」というときに1曲歌って、周りを黙らすタイプを見た。

 この人と一杯やりたい!

 衝撃で叫び出しそうになった。じっくり話を聞きたい、いや、話なんてしなくていい。ただ隣で黙って飲む。それだけでもかまわない。

 もし私が高校野球に縁のある職業に就き、その方に挨拶する機会があったら、絶対、名刺の裏に携帯番号を書いておいてやる。でも、お子さんと同じ年齢の女なんて相手にしてくれへんやろな。あーあ、色気が欲しいな、いい意味で年齢を重ねたいなあ。…夏直前の大事な時期に、なんて不謹慎な(^^;)。

 万が一、億が一、お酒をご一緒出来たら…野球の話はしないと思う。なんかもったいない気がする。

 でも、たった一つだけ訊きたいことがある。

 「昔、試合中に自校応援団のブラスバンドに“うるさくて指示が聞こえないから、(鳴り物を)止めてくれないか”とおっしゃったのは、本当ですか?」


追伸:私の「今度、飲みに行きましょうよ」は愛情表現の一つです。友情に置いても、恋愛においても…。