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| 2002年07月06日(土) ■ |
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| ボタン間恐怖症 |
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ほんの些細なことでも気になったら、どうにもならないことというのがある。今の私にとってのそれは、ブラウスのボタン間だ。
衣替えをし、夏物を着るようになったのだが、着心地が去年とは明らかに違う。ボタンとボタンの間が気になって仕方ない。特に第三ボタンと第四ボタンの間。位置的に言えば、胸のてっぺんとみぞおちの間くらい(私の胸がてっぺんというほどのものか否かは別にして…)。
最初はそれほど目立たないのだが、だんだん時間か経つにつれて、ぱっくりと開いてくるのだ。
のわ〜、やめてくれ〜、かっこ悪りぃ〜。
頭を抱えて、道路を全力疾走したくなる。
やっぱ太ったんやなあと思った。それは間違いないし、また最近の女性の服の作りは胸のあたりをちょっと詰めてあるのが多くようだ。(ま、それでスタイルが良く見えるというのだろうけどさぁ〜)
そのうち、端から見たらほとんどわからないような些細な隙間すら気になって、出かけるのが憂鬱になってきた。
それならと胸にも腹周りにも余裕のあるヤツを着てみたが、そういう現象が起こり、いよいよ困った。(そういや、私、靴下がかかと越えして知らぬ間に脱げてしまうときがある。おかしいんかな、体)
みんなは、どうなんだろう。
きづいたら、私の目線は道行く女性のボタン間に。位置的にも非常にやばいところなので、たま〜に目線の合った人に冷たい目で見られてしまう。
観察して、もう一月程度になるが、誰一人として、ボタン間パックリな人なんていなかった。細い人ならわかるが、私よりも明らかにふくよかな(いい表現だ!)女性でもそうなのだ。
やっぱ、安物の服でごまかしていたのがいけないのか。でも、高いブランドもの買って、同じ現象が起ったら、この怒りを何処に向けたらいいかわからなくなる。第一、そんなん買う余裕ないし…。
タンスを探る。出てくるもの出てくるもの、みなボタンありブラウス系ばかり。ああ、私のアホ。何を思って、こんな同じようなもんばっか買ったんや。金の使い方がなってへんわ。1年前の私をボコボコにしたい…。
そんなわけで、このところとても憂鬱だった。夏なんて嫌いだ。凍える冬が恋しい。一杯着込んでデブをごまかしたい。セーターやタートルにはボタンがないのさ♪早く来い来い冬休み〜♪
…あ、そうか。 ボタンのない服買えばええんや。
そんなとき、母が「近くの店でバーゲンやってるわ」と声をかけてくれた。恥も外聞もないわい。Lサイズの店へ一直線。ボタンのない服のコーナーで立ち止まって、しばし悦に浸った。ああ、これで長い間苦しめられたボタン間から解放される。明日から私は自由の身。未来は明るい、夏よ、カモ〜ン♪
というわけで、夏の京都大会で「あるこちゅーヤツを見つけてやる」と思っておられる方(いるのか?)、私を見つける目安は、“ボタン服を着ていない女”です。よろしくどうぞ。
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