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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年07月05日(金)
小さく見える、大きく見える。


 先日、応援校のグランドまで歩いて行ったのだが、翌日に体重を測ると、なんと体脂肪率が5%も減っていて、驚いた。ひょえ〜!

 というわけで、これはダイエットにいいぞ→歩いてグランドへ行き、ついでに練習も見ちゃえとなった。


 グランドに着いたには、夕方6時前だった。平日のこういう時間帯に同校の練習を見るのは、実に10年ぶりだった。そして、初めてグランドに足を運んで以来だと気付いた。これで、追っかけだなんてちゃんちゃらおかしね。

 当時は夜遅かったのもあり、グランドに隣接している民家のガレージで息を殺して見ていたのだが、今ではのうのうとグランドに入り、バックネット裏で腕を組んでいた。誰やねん、お前。月日の流れの恐ろしさを痛感。

 ノックの練習をしていた。ベンチには、白髪のOBらしき男性がいた。部員たちは、グランドの中からでも、彼に気付くと、脱帽して挨拶をしていた。

 でも、なんか違和感がある。あれ、今日は軟式の子がやってるのかな?いや、でもノッカーは硬式の監督さんだしなあ?

 …あ、そうか!練習だから、みんなユニフォームやないんや。

 心の中で、指を鳴らす仕草。でも、考えてみたら当たり前だ。他校ではこういう光景を何度か見ているのに、肝心なチームでわからなくなるなんて、私もまだまだやね。

 練習着はいい。背中と胸に名前が書いてあるから、誰が誰だか素人でもわかる。練習試合もこれでやってくれたらいいのに、などと自己チューなことを思う。

 1年生はまだ練習着しか見ていないから違和感はなかったが、2,3年生の練習着姿はほんま久しぶり。彼らの1年生のころをふと思い出した。

 練習着の2,3年生の印象は、“え、この子らこんなに小っちゃかったっけ?”。

 小柄な子なんて、“え〜、○○くんの弟が入ってきたんかなあ”などと思ってしまったほどだ。普段の選手を95%縮小コピーをしたような感じ。

 逆に言えば、それだけユニフォーム姿の彼らが大きく見えるということだ。それも、主力として出ているような選手であるほど、そのギャップが激しかった。選手にかかる責任の重さとユニフォーム姿が大きく見える倍率の高さが比例しているように思えた。

 監督から指導を受け、脱帽する3年生選手の頭が青々していた。目を凝らすと、同じようにしている3年生をあちこちで見受けた。

 時計は6時20分を指していた。このごろは日が長く、いつまでも明るい。