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| 2002年05月18日(土) ■ |
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| 返球速 |
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兵庫県内の高校のグランドで行われた練習試合を観戦した。練習試合のいいところは、選手を始め、いろんな物事が近くで見れることである。
今日は、ネット裏に陣取る野球部員が手にしていたスピードガンをじっくり見ることができた。ピッチャーは球速だけではないとわかってはいるが、やはりボールの速さは気になる。特に今日投げていたピッチャー陣は、全国級の注目を集めている粒ぞろいということもあるのだが。
そこでふと気づいたのは、スピードガンではピッチャーの球速だけではなく、キャッチャーがピッチャーにボールを返すときの球速も表示されること。ま、当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが、私の中では新鮮な驚きだった。
そうなったら、私の注目は、ピッチャーではなくキャッチャーで一杯になる。
見ていると、やはりほぼ一定の速度で返球されていた。だいたい60km/h中盤から70km/hくらい。正捕手級は、これ+10km/h程度だ。ピッチャーみたいに、ボールに変化を加える必要がないから安定している。
こうして考えると、昔、広島にいたキャッチャー・達川氏が「達川の(返球するときの)ボールは140km/hくらいあったのではないか」と言われていたが、それはどれだけすごいことなのかよくわかる。
今日の試合展開がやや地味だったので、残念ながら、キャッチャーが返球の速度を変えて、ピッチャーに奮起を促すなどという粋な試みが見れなかった。それとも、そういうことは高校レベルでは行われていないのかもしれないが。
ちなみに、キャッチャーが盗塁を刺す際、セカンドやサードに送球するが、このときの速度は測れないようだ。(知人によると、センターあたりでスピードガンを構えてると測れるのだとか)
追伸:今日は急な試合時間変更で、2時間強の待ちぼうけをくらったのですが、それでもおつりの出るくらい内容の濃いいい試合でした。
〜今日見た主なピッチャー〜
平安の1年生(名前がわかりません)→1年とは思えない球威、度胸、太股…。他校ファンの私は、ただ気が重い。
倉谷投手(平安)→今日は、ちょっと調子がよくなかったのかなあ?
高塚投手(平安)→マウンドにあがった途端、グランド内の空気が変わった…というか止まった。それまでざわざわしていた観客が、凍り付いたように静かになった。マウンドでは、「おりゃー」なのか「うりゃー」なのか、そんな気合いの一声と共に投げ込んでいた。クールそうに見えるので、意外だった。
金刃投手(市立尼崎)→評判にたぐわない好投を披露。平安打線相手に次々と三振を奪う。マウンドに立つのが絵になるピッチャーで、実際の身長より高く思えた。
木嶋投手(市立尼崎)→頭がほぼスキンヘッド状態で、漂ってくる雰囲気からも野球に対する気合いが見てとれる。角度のある球(変化球??)を投げていた。
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