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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年03月14日(木)
この空の行方


 こんばんわ。

 今している事務は、黙々と作業をしているので、気分転換のため、毎日頭の中でBGMを流しながら、やっている。

 昨日のテーマは、愛内里奈で今日は倉木麻衣と、このところは女性ヴォーカリストづいています。

 (全然関係ないけど、元ヤクルトで現在高校野球部の監督をされてる阿井英二郎さんと愛内里奈って、名簿順にするとどっちが早いんだろう?)

 倉木麻衣の曲、英語が多すぎてタイトルを忘れてしまったのだが、「なんたらskyなんとか」とかいう歌があったと思う。今日は、それが脳裏でリフレインされていた。倉木麻衣は好きではないが、空は好きだ。

 今の職場は世間から隔離されているような環境のため、室内には景色の見える窓がない。昨日の日記、やたらカリカリしていたが、空を見れないことも一因しているかもしれない。

 中学時代、写生大会の絵を放課後残って仕上げていた。その日の空は、とても澄んでいた。何故か私はそれに心惹かれ、絵の具を思いっきり薄めて、空を水に近い色にしていた。

 黙々と作業をしていると、何故かたまたまそこに居合わせた隣のクラスの子が「手伝ってあげるわ〜」と言ってくれたので、お言葉に甘えて手伝ってもらった。

 …のはいいのだが、私の絵があまりに下手なため、「ここ地面やんなぁ〜」と、私が描いた水に近い空は、無惨にも灰色に塗り潰されてしまった。

 今思ったら、「新手のいじめ?」という気もしないではないが、言葉に出ないほどショックだった。私の心の中も灰色になった。

(余談だが、この1年少し前に美術で静物画を描いたときに、クラスメートに素で「これ、左手で描いたんやんな?」と言われた偉大な経験も持っています。当時は、それをネタにするほど強くはなかったので、いちいち落ちこんでいたけど)

 今日、春のセンバツ大会の組合せ抽選が行われたようだ。いよいよ春が始まる。大会が始まるころには、球場の側の桜も開花していることだろう。そして、その上には澄み切った空がある。

 一方で、「夏」を目指して、たくさんの学校が始動する。厳しい冬を越えて野球ができる喜びと、厳しくなるのであろう練習にたいする戸惑いを胸に抱え、球児はボールを追う。そして、またその上にも空がある。

 そう。

 どこのどんな空だって、あの「夢舞台」に続いている…。


              ★


 桜といえば、昨日レンタルした曲の中にいい曲があった。

 私の場合、音楽は基本的にノリで聴く。それも最近はやりの曲やアイドル系に関してはその傾向が顕著だ。

 しかし、今回は久しぶりに歌詞にもうなったものがあった。明日、CDを返さねばならないので、歌詞をここに覚え書きしておきます。


 「花唄」

 嗚呼〜花が咲く 理由もないけれど
 肩を落とす僕の上 凛と微笑む
 やたら咲き誇る エラくはないけれど
 泣き出しそうな僕のために 舞う花吹雪

 痩せた時代の鏡にうつる
 カサつく唇のそいつが僕なら
 キスしただけで傷つけるんだろ
 優しすぎる君と微笑みを

 嗚呼〜鳥が飛ぶ 急ぐわけじゃなく
 汚れゆく青空を 引き裂いてゆく
 無力な自分と 恥じるその前に
 絶望の風に羽根ひろげて 舞え花吹雪

 常識という正義のせいで
 君の悩みひとつ救えないままだ
 間違ってても罪だと知っても
見失わずにいよう本当に願い事

 僕らがいる 意味は奪えない  
 そのままでも これからも ここからでも
 そして歩き出す 迷ってもいいさ
 果てなき道にド真ん中で 明日を信じる

 無口でも さあ伝えよう 満開の桜が はげましてるから

 嗚呼〜花が咲く 理由もないけれど
 肩を落とす僕の上 凛と微笑む
 やたら咲き誇る エラくもないけれど
 泣き出しそうな僕のために 舞う花吹雪

 La〜lalalalala…
 泣き出しそうな僕のために 舞う花吹雪
 そして今君に心込めて 唄をうたおう

(作詞・TAKESHI、作曲・鈴木秋則、編曲・島田昌典、唄・TOKIO)
(2002,3,6発売・UNIVERSAL MUSIC)
 敬称略

追伸:明日のBGMは、これだな。