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| 2002年03月05日(火) ■ |
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| 地図の中の球児たち |
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こんばんわ。今、ペーパー旅行から帰って来ました。いやはや慌ただしい旅ではありましたが、つかの間の安らぎで心が充実しています。
油断したら、あっちにふらふらこっちにふらうらしている私は言うのは何だが、常日頃、「どこか遠くに行きたい」と思う。
特に海沿いを走るローカル電車に揺られて、気付いたらうつらうつらしてた、なんてシチュエーションは最高!(もちろん、窓側は譲れない)
というわけで、本屋で600円(税込)のコンパクト版時刻表を購入して、ペーパー旅行をすることにした。(いずれ、実行する気ですが)
いくつかプランがあるのだが、今、私の中で一番熱いのが「東本州一周旅行@青春18きっぷ」だ。
地元の駅から、福井に出て、ひたすら日本海沿いの電車で北上。青森を折り返し地点にして、三陸海岸沿いの電車に揺られる。仙台から茨城に入るか福島に入るか、大都会は出来るだけ避けたいので、帰りのルートを迷い兼ねてはいるのだが、ま、そんな感じのプランだ。
で、先ほど進むことを最優先にしたペーパー旅行を敢行したところ、6日かかることがわかった。実際はアクシデントや観光等もしたいので、プラス4〜5日は見ておくべきだと思う。(う〜ん、理想は14,5日なんだけど、お金がぁ…)
青春18きっぷは、5枚で11,500円だから、10日で23,000円。(「のぞみ」で、京都ー東京間を一往復するより安い!)
もちろん、長期の旅になるので、宿泊代や食費等を計算しなければならない。電車の時間にもよるのだが、なるだけ県庁所在地レベルの都市部で泊まりたいと考えている。
下手に郊外に出ると、ビジネスホテルというものがなく、帰って高くついてしまうし、夜は都心部の方が明るいし、帰って安心できるからだ。
私が今まで一人旅で使ったホテル代の最高金額は、6,800円。それもルート上、選択の余地がなかったから止む終えず。理想は6.000円以内。1日1万円の予算でいくと、それが限界。(当然、食費も削らねばならず。わーい、痩せるぞ〜)
以上のことをふまえると、このプランを実行するには、約15万円のお金が必要となる。(それでも、間違いなく貧乏旅行になるのだが(T_T))
本当言ったら、今春にも実行したかったが、残念ながら、今の私にはそんな余裕はない。あれこれ考えても、実行は1年後となる。
今はそれまでに何をすべきか、またどこに行きたいかを考えて、頭の中は「♪」状態。
で、そんなときにも「この駅通るんやったら、○○高校行けるなあ」とか考える自分がいる。
野球も、旅も、イヤになるまでとことんつきあうしか今の自分には道が残っていないような気がする。好きか嫌いかはおいといて。(要はするに目先のことしか考えていない?)
高校時代、夏になると熱心に見てた高校野球ハイライト番組のナレーション紹介されていた詩がある。強烈に印象的で、ビデオをすり切れるまで見て、その詩を聴き取ってノートに書き込んだ。これを機会に紹介させていただきたい。
この詩には、私が野球と旅に求めているものがある。
目をつぶって地図を開き そっと指を落としてみよう 何度繰り返してもきっと その指の先には 土ぼこりの舞うグランドがあり 甲子園を夢見る少年達がいる
「絶対行こうぜ」 が、合言葉だったけど 本当はユメだと思ってた
今、ボクらがここにいるのは 決して約束ではなく 小さな偶然のつみかさねなんだろう
黒土と芝生のにおいがして
風邪がやわらかだった どんなに激しくぶつかりあっても グランドはやわらかだった
唐突にボクらの夏がおわる ボクらがいつまでも 17歳ではいられないように
思い出以上の何をもらったのか ボクにはまだわからない いろんなことがあったけど…
とにかく17歳の夏 ボクは、そこに―――いた。
いつからだろう この夏に終わりがあるのを知ったのは それでも憧れの土の上を 少しでも長く走りたくて みんなと過ごす夏を 一秒でも伸ばしたくて 僕達は早すぎる夢を追っていたのかもしれません
信じていたのは 白いボールと仲間の笑顔
空は暗かったかもしれません 雨は冷たかったかもしれません でも、君たちが「夏」でした
たった一度の思い出の夏 それは間違いなく君たちのものなのです
(1993年「熱闘甲子園」最終回放送分より)
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