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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2002年02月04日(月)
「予定調和を覆す」


 プロ野球のキャンプもすでに始まっている。
 この時期、何をするのかよくわからないが、もう少し暖かくなってきたころには、「新しい球種をモノにしよう」という投手も出てくるかもしれない。

 実は、私たちは文章を書く上で、それと似たようなことをしている。同じ作家の本を立て続けに読んでいたら、ある特定の表現が何度となく使われていることがある。

 最初の方は、ピースの合わないジグソーパズルのような違和感があるのだが、段々月日が経っていくと、自然に作品のなかにとけ込んでいる。

 これは、その作者がその表現をモノにする過程を如実に表している。これが、ピッチャーの新種修得に似ていると思うのだ。

 実は、この1年野球に関する文章を読み、印象に残った言葉が「予定調和を覆す」だった。かっこいい!と思った。なんか高級感が漂う言葉だなあという印象がある。

 そこにあるのは、中学生の女の子がかっこいいモテモテの先輩に一目惚れをするような、はたまた高校球児をフェンスにはりついてじっと見ている野球少年のような、またちょっと無理した買ったシックなアンティーク家具を部屋に置いたときのような、そういうほのかな憧憬。

 ああ、私も、早く「予定調和を覆す」を使いたい!
 日々そう思ってはいるが、やはりいざとなったら、「予想と反して」とか「セオリーに逆らって」とかいう、安直な表現になってしまう。照れくさいし、まだまだぎこちない。

 ああ、私にはまだまだ無理なのか?
 でも、新たな表現は、使いこまないと、なじまない。しかし、憧れているからこぞ、初めてといえど、疎かにはしたくないし。思いは複雑だ。でも、第一球を投げてみないと始まらない。

<予定調和>
 世界は神の意志によってあらかじめ調和すべく定められているのだという考え。(infoseek辞書より)


〜続・つれづれお仕事日記2〜

 今している仕事を簡単に言うと、「3ラウンド制の5回勝負のボクシングの試合」である。

 1日3回の大きな波があって、それにそって仕事をする。だから、一つの波の仕事を終え、次の準備が終わると。2つ目の波まで休憩時間となる。「忙しい」と「ヒマ」の落差が激しい仕事だ。

 でも、「ここまですれば終わり」というのが、毎日見えているので、案外やりやすい。

 楽しい作業を見つけた。
 ホッチキスで止めた書類が取れないように、ホッチキスをかなづちで押さえ込む作業がそれ。ホッチクスの出っ張りに向かって。かなづちをたたきつける。

 なんという、ストレス解消法!
 私はここぞとばかりに、力の限りかんづちを振り下ろしていが、隣の人が「そんなにしなくてもいいよ」と心配そうな、はたまたあきれ果てたような表情をしたので、それからは力をセーブした。すっかり我を忘れてやっていたので、周りから見たら相当怖かったかもしれない…。

 そうそう、今日のお弁当は豪華でした。
 天ぷら(エビ。レンコン・さつまいも・かぼちゃ・ししとう)、煮物(こいも・にんじん・肉・ホタテ)、出し巻き卵、肉団子、大学芋、春巻、酢の物、焼き肉、タマネギスライス、うなぎ、メロン、パイナップル…。
 どれも、一口大だしたが、いろんな味が楽しめてよかった。

 ただ、ご飯にゆかりが入っていたのは、あまりに痛かった!
 実は、私、「昼は弁当です」と言われて、懸念していたことがそれだったのだ。ゆかり部分をよけて食べていると、いつもの3分の一程度しか食べれなかった。

 弁当広げた人、みんながみんな、ゆかりが好きなわけではないんですよ。だから、せめて、「ご自由に」用として、ゆかりだけ別クチで持ってきてもらえたらなあ…(苦笑)。