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| 2020年10月17日(土) ■ |
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| 素敵な仕草だ、もう一度 |
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映画「男と女 人生最良の日々」 (クロード・ルルーシュ監督)から。 映画「男と女(1966)」は、映画音楽で馴染みがあり、 学生の頃、よく耳にした曲・作品名であったが、 実は、正直なところ、未だ作品は観ていない。 しかし作品の中で、当時のシーンが挿入されていて、 私の好奇心をくすぐったことは言うまでもない。 より深く理解するためにも、早いうちに機会を見つけて、 メモ帳片手に、観てみたい。 さて本作品は、53年後の2人の物語であるが、 続編というよりも、単独作品としても見応えがある。 静かな会話の中に、53年の時間が詰まっている気さえした。 特に、53年後に再会した女性を覚えているかどうか、 それが認知症なのか、演技なのか、定かではない。 けれど「素敵な仕草だ。彼女がよくやってた」と、 女性特有の「髪を掻き上げる仕草」に、何度も反応し、 「素敵な仕草だ、もう一度」と要求するシーンは、 男性の私にとっては、その気持ち、わかるよ、とばかり、 何度も、巻き戻して観直した。(汗) その仕草を思い出しただけでも、2人にとって 「男と女 人生最良の日々」と言えるに違いない。 他人にとっては、意味のないことかもしれないが、 2人にしか分からない会話、思い出があればそれでいい。 「1人になると死が怖くなる。でも2人だと相手の死が怖いの。 そうよ、私は彼が先に死ぬことを恐れている」 大人のラブストーリーって感じだったなぁ。
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