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| 2019年12月15日(日) ■ |
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| 何しろ私は人望がないからな |
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書籍「十二国記(白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月)【2巻】」 (小野不由美著・新潮文庫刊・421頁)から。 作品の中に「人望」についての表現が出てくる。 麒麟に選ばれ王になったものが、国づくりを急ごうとする様子を見て 部下の1人が、王に尋ねるシーン。 「それほど急ぐ必要があるんですか、と李斎は驍宗に問うたことがある。 その答えが「人望がない」だった。「一刻も早く希望を見せてやりたい。 常に全速で前に進んでいなければ落ち着かないのだ。 何しろ私は人望がないからな。正頼のように、悪し様に言いながらも、 親しい、全幅の信頼を置いている者も多い。 そういうところが、私にはないのだ。 ひたすら堅苦しいばかりで、面白みもなければ、可愛げもない、のだろう、 つまり人望がない。皆は私の出した結果を信頼してくれているのだ。 結果を出さなければ誰もついてこない。 もしも私に人望があると言うのなら、それは結果が作ってくれたのだ。 だから常に結果に向かって急ごうとする」 しっかり自分を分析できているにもかかわらず、変わろうとしない。 どうやったら、人望が得られるかもわかっているのに、動かない。 一歩譲って「謙虚」と考えても、やはり王として物足りない気がしたな。 戴の国を頼見ます、驍宗様。(汗)
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