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2019年02月25日(月)
主食は全部薄味、何にでも合うもの

先日行われた「柳家花緑師匠」の講演会メモから。
話の後半、彼は、年を重ねること、についてこう語った。
「豊かさをより受け取っている」と。
もっと面白い表現は「年を重ねるっことは、薄味になること」
言い換えれば「こだわりを捨てる」と言うことらしい。
今までの、俺が、私が・・と言う自己主張をすることもなく、
若い人たちの主張に合わせながら、生活していくと言うこと。
それが、人の生き方なのかもしれないな、と思った。
その時、ハッキリとした定義はしなかったけれど、
「ご飯やパンのような主食のような存在がいい」と表現した。
「主食は全部薄味、何にでも合うもの」
存在感は残しつつ、辛い、甘いなど、個性の強い味てはなく、
どんなおかずにも合わせられる薄味こそが、高齢者の理想の生き方、
そんなことを教えられた気がする。
60歳を過ぎても、自ら個性を発揮しようとするのではなく、
若い人たちの強烈な個性を受け止め、一緒になって体を作っていく
そんな役割をしたい、と心から思った。
キャッチコピーは「60歳を過ぎたら、主食になろう」かな。