
|
 |
| 2019年02月24日(日) ■ |
 |
| 何かが壊れ元へ戻れなくなった。これこそ革命なのかも |
 |
映画「グッバイ・ゴダール!」(ミシェル・アザナビシウス監督)から。 冒頭、ゴダールの賛辞が文字となって飛び込んでくる。 「ジャン=リュック・ゴダール。映画の概念を変えた男だ。 野放しの独創性が放つ魅力。予期せぬおかしさで裏をかく。 物語をずらして政治を語る面白さ。つまり若さと自由だ。」と。 そのゴダールがのめり込んでいった「革命」がテーマとなっている。 日常の生活の中でラジオから流れるのは、革命的な潜水艦の情報は、 「『戦慄号』は穏やかな航行と力強さを兼ね備えます。 静寂の戦いこそが『戦慄号』の特徴と言えるでしょう。 これぞ『戦慄号』の暮らしなり」という意味ありげなフレーズ。 さらに「革命」に対する表現が、所々に散りばめられているのも気になる。 「いいかい、革命は靴と同じ。 左と右があるから・・裸足で歩きたくなる」 「フランスもそうなるさ」「そうかな」「便を出せば、胃も軽くなる」 「学生運動の『運動』こそが重要だ、『学生』ではない」 「何かが壊れ元へ戻れなくなった。これこそ革命なのかも」 そして、最後に「これぞ『戦慄号』の末路なり」のフレーズが現れる。 『戦慄号』(静寂の戦い)イコール「革命」ということなのか。 私には、ちょっと難しいテーマだったかもなぁ。(汗)
|
|