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2018年03月10日(土) ■ |
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君は小説を書くためなら何でもやるのか? |
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映画「ケータイ小説家の愛」(金子功監督)から。 う〜ん、これって映画にすることなのだろうか、 そんな第一印象を引きずったまま終わった。(笑) 人気グラビアアイドル・田代さやかさんの主演作品、 そんな感じがして、コメントも何もなかった。 一時は、過激な内容で話題を独占したケータイ小説家であるが、 今は「ケイタイ」は昔の産物、「スマホ」全盛時代には、 それまた、お笑いの一発屋と同様、その陰は薄い気がする。 ただ時代が変われど「超短編小説」「ショートショート」なる 素人の手による気軽な読み物は、これからも続くと思われる。 そしてまた、その作家は、ウケる話題づくりのために、 いろいろな経験をしなければ・・を理由に掲げ、 危険なジャンルにまで手を出していく。 その驚きに満ちた言葉が、作品の中に登場する。 「君は小説を書くためなら何でもやるのか?」 セックスを経験しないと、官能小説は書けないと思っているし、 ドラッグや暴力も、よりリアルに書くために自ら経験するなんて、 私には到底考えられない。 「この子の小説は、嘘がないからウケるんだ」という台詞と 「小説のネタになってください」と男にすがる女性に違和感を覚えた。 小説なんてみんな想像で書いているんだ、と誰かが教えなくちゃ。
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