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| 2017年11月30日(木) ■ |
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| 戦の世とは、このようなものであったかのぅ |
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映画「十三人の刺客(2010)」(三池崇史監督)から。 江戸時代末期、明石藩主・松平斉韶の暴政を止めるため、 斉韶暗殺が画策され実行に移された・・。 映画「桜田門外ノ変」や「最後の忠臣蔵」と同じく、 侍魂を堪能するには、面白い作品だと思う。 しかし、私が選んだのは、その暴君・松平斉韶に扮した SMAP・稲垣吾郎さんの台詞である。 自分の目の前で繰り広げられている戦いを見て呟く。 「戦の世とは、このようなものであったかのぅ」 家臣が「おそらく・・」と口を濁すと 「なかなか良いものじゃ」と、驚いた事を言い出したが 「死が近づけば、人は生きることに感謝が生まれる。 無駄に生きるだけなら、この世はなんとつまらぬところか」 江戸時代末期、天下泰平の世、戦いはほとんど起こらず、 平和ボケしている、現代の日本と同じようだったかもしれない。 このままでは、万民は、生きることへの感謝を忘れてしまう。 最後に言い放った「再び、戦の世にあらしめることとしようぞ」は、 そんな意味が込められているに違いない。 今でも徴兵制度が残っている、韓国をはじめとした諸外国には、 そんな意味を持たせているのかも・・と思ったりした。 戦争とまではいかなくても「死の恐怖」を味わうことで、 「生きること」に意味が生じてくることを、この作品で知った。 全体的には、予想外に戦うシーンが長過ぎて疲れたが、 「武士道」に揺れる男たちの葛藤を教えてもらった気がする。
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