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| 2017年10月16日(月) ■ |
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| 庶人には勘がある。 |
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書籍「関ヶ原(中)」(司馬遼太郎著・新潮文庫刊・538頁)から。 当時の「江戸」の様子について、語られる場面がある。 「庶人の数が、増える一方だそうだ。 諸国からこの新興都市をめざして馳せあつまってくる庶人の数は、 あるいは増加率は、京大坂をはるかに凌ぐであろう」 「庶人には勘がある。江戸へくれば職がある。 物が売れるという目さきの利益だけでなく、 江戸がやがては天下の中心になることを、 かれらは皮膚で感じとっているのではあるまいか」という部分。 これは、今の時代にも言えるのではないだろうか。 天下を取るまではいかないが、移住、定住を決める理由として、 将来、その地域の中心になるかどうか、は大きな判断材料だろう。 中心になると、物だけでなく、多くのものが集まってくることを、 庶人(庶民)は、五感で感じているということだ。 それは「人材」であったり「情報」であったりする。 それがまた躍動する契機となり、ますます活性化が進む。 だからこそ、地方には人を集める仕組みが求められるのだろう。 現実のものとして、今でも首都・東京に人が集中しているのは、 その「庶人(庶民)の勘」が働いているに違いない。 「庶人(庶民)の勘」って、結構当たるんだよなぁ。
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