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| 2016年10月05日(水) ■ |
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| 飾り壷さ・・だが、空じゃない。 |
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映画「しあわせの雨傘」(フランソワ・オゾン監督)から。 冒頭のリスの交尾シーン、何度か登場するセックスシーンが、 妙にリアルで、ちょっと下品だったなぁ・・が第一印象。 カトリーヌ・ドヌーブ扮する「セザンヌ」着用の 赤のジャージと青のジャージは、何を意味するのかさえ不明だった。 メモした台詞は少なかったけれど、 作品中に何度も登場する「飾り壷」という単語が引っ掛かった。 「ママみたいにはなりたくない。『飾り壷』には」と、娘が母に言う。 同じ単語を、日本版の予告編では「お飾りの妻」と訳していたから、 ただ、そこにいればいいだけの(役に立たない)存在として、 お気楽なブルジョア主婦を位置づけているのはわかる。 最後には、選挙に当選してハツラツと演説している彼女を テレビで観ながら、夫・娘がこんな会話をする。 「飾り壷、と思っていた」「飾り壷さ・・だが、空じゃない」 外見は「飾り壷」のように見栄えがよく、誰にも羨ましがられ、 さらにモノを収納できる本来の壷としての役割も果たせる、 きっと「役に立つ」という意味の「・・だが、空じゃない」と続く。 彼女にとって、最高の褒め言葉としてメモをした。
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