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| 2016年07月11日(月) ■ |
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| 「投票」に出かけ「白票」を投じるのも意思表示 |
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この「気になる一言」では、あまり選挙・政治の話は触れないが、 歳を重ねてきて感じたことだけは、記録として残しておこうと思う。 たった1人の意見が、Twitter、FacebookなどのSNSを中心に、 もの凄い勢いで拡散されて、ひとつの潮流となってしまうことに、 私は危機感を覚えながら、今回の選挙を眺めていた。 当日の投票記載台で「支持政党なし」という政党があるのに知り、 笑うに笑うなかったり、若い世代に投票を促すためには、 各地であらゆる方法が展開された、そんな感じだ。 選挙の本来の目的である、 「首長や議員、団体の代表者や役員を選び出すこと」よりも、 投票率を上げることが目的となったり、 人気投票と変わらない動きに対して、私は違和感を覚えた。 もう何十年も真面目に続けてきた「投票」という行為が、 虚しくなるほど、様変わりした、と言っても過言ではない。 どう考えたって実現不可能な「公約」(マニフェスト)を掲げ、 理想論・雰囲気だけで、国民たちを洗脳しているようにもみえる。 各政党・各候補者の争点がみえないということは、 誰を選んでよいのか、判断する材料が少ないことに他ならない。 「選択肢が少ない」ということは「豊かでない」ということだ。 それでも誰か選ばなければならないから、と悩むのならば、 私たちのするべき行為は「投票」に出かけ「白票」を投じること。 それも、大切な意思表示と理解するべきだろう。 棄権や無効票とは違う「白票」という選択をした投票の重さは、 政権を任された政党、候補者が、感じてくれればいい。 ただ、今の開票結果では「白票」は「無効票」なんだよなぁ。
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