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しもさんの「気になる一言」
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2016年06月11日(土)
何もないことを「遊び」という。

懇親会の席で、林弘樹氏(映画監督)に教わった、
(以前から知りたかった)「遊び」の定義。
「本来『遊び』とは、何もないことを言うんです」。
だから、遊び方のルールやマナーを押し付けて、
「さぁ、遊んで来い」というのは、ちょっと違うらしい。
「紙の余白も同じ」という説明に、頷いた。
車のハンドルの遊びも、何も制御が働かない、
だから、安全に操作できるし、それが遊びだ。
私たちが子供の頃の「遊び」と言えば、
秘密基地を作ったり、朝早くから夜遅くまで外にいた。
もちろん「気をつけなさいよ」とは言われたけれど、
「あれをしちゃダメ」「これをしちゃダメ」とは、
言われた記憶はない。
「あの頃は、おおらかな時代だったから」ではなく、
当時の大人が「遊び」を理解していたのかもしれない。
今の私たち世代は、自分たちは勝手に遊んだのに、
自分の子どもや孫には遊ばせていない気がする。
「遊び」って、何もないから楽しいんだよなぁ。