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| 2016年06月02日(木) ■ |
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| あなたが名を売るのはいい。だが、他人を犠牲にするのはよせ |
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映画「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」 (スティーブン・スピルバーグ監督)から。 鑑賞後のメモから推察すると、あまりに台詞が少なく、 恐竜に追われ逃げ惑う、単なるパニック映画と変わらなかった。 前作が偉大すぎたからか、あまり感じるものがなく観終わった。 強いて上げるとすれば、映画冒頭の会話。 「二度と同じ過ちは起こさんよ」「これは新しい過ちだ」 前作で生命力の強さをこれでもか、と思い知らされたにもかかわらず、 またまた、欲に目がくらんで「同じ過ち」を繰り返すことになる。 本当に懲りない人たちだなぁ・・とつくづく呆れてしまった。 そう言えば、こんな台詞がメモに残っていた。 「あなたが名を売るのはいい。だが、他人を犠牲にするのはよせ」 私が「ジュラシック・パーク」のシリーズで感じたことを一言で言えば、 このワンフレーズで表現されてしまう。 個人が責任を取れる範囲の研究・開発ならいいが、 人間はなぜか、発見したことを試してみたくなる性格をもっている。 そして、その成果を世に認めて欲しくなるに違いない。 その過程で、多くの人たちが犠牲となっている事件を、 現実の生活でも実感するからこそ、このフレーズを残そうと思う。 映像は、CGを駆使してリアルになったにもかかわらず、 恐怖心はあまり感じなかったのは、主人公は殺されない・・という 単純な発想であった気がする。 銃で撃たれて死ぬのと、恐竜に喰われて死ぬのでは、違うのだから。
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