初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2016年04月26日(火)
本は主役でなくてもいい

先週末の「子ども読書の日」に楽寿園で開催された、
「幅允孝」さん(有限会社バッハ代表)と
「河田亮一」さん(加和太建設(株)代表取締役)の
青空トークセッション。
2000年にネットのAmazonがスタートした頃から
店を構えて販売する「本屋」が大きく変わった、と言う。
そこで感じたのは、逆転の発想で
「人のいる場所に本を持っていくしかないなぁ」だった。
そんな話を聴きながら「本の本質について」語り始めた。
「読んじゃ駄目と言われると読みたくなる」のが「本」であり、
「本は1冊しか読めない」からこそ「目の前の本を大切にする」、
さらに「本は、覚えるために読むものじゃないから」と呟き、
内容はあんまり覚えていない、と照れていた。
私の関心があった「本の選び方」については、
「本って、勝ち負けじゃない。良い本、悪い本とも違う。
今の自分に合ってるか、合ってないか」とスッキリ答えてくれた。
「本は待ってくれる」「本は、みんなで読めない、孤独を楽しむ」
「本は生活の道具」と、私のメモを溢れさせたあと、
「本は主役でなくてもいい」と纏めてくれた。
本がメインのイベントは、どうしても真面目になりがち、
もっとのんびり、ゆったりできる、サブイベントが似合っている。
生活でも、ちょっとした時間に使えるのが、本なんだよなぁ。
だから「本は主役でなくてもいい」が心に残った。