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| 2016年04月27日(水) ■ |
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| イニシエーション、通過儀礼ってこと。 |
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映画「イニシエーション・ラブ」(堤幸彦監督)から。 予告があまりにも「大どんでん返し」を強調したためか、 鑑賞側が、トリックを見破ることに意識がいってしまい、 作品の本質に触れる機会を奪った気がする。 だから敢えて、タイトルに関する会話を取り上げた。 「木村文乃さん」が演ずる美弥子が、元彼に言われた台詞を、 「松田翔太さん」が演ずる鈴木に、教えるシーン。 「おまえにとって俺は、イニシエーションだったんだって。 イニシエーション、通過儀礼ってこと。 子どもから大人になるための儀式なんだって。 はじめての恋愛なんて、そんなもんなんだって その時はこの人しかいない、絶対、と思っても、 絶対なんてないってことがわかる時が来る。 それがわかって、初めて大人になるってのかな。 それをわからせてくれる恋愛、イニシエーションラブってとこね」 「イニシエーション」(intiation)とは、辞書によると 「開始、創始、創業、加入、入会、入門、入会式、手ほどき、 手引き、秘伝を伝えること」のことだから、 まさしく「大人になるための手ほどき、処世術」ってところ。 恋愛に限らず、どんなジャンルにも「絶対」はない、 それを知ってはじめて、大人(社会人)の仲間入り、が出来る。 「イニシエーション」って、意味の深い単語だなぁ。
P.S. 映画を思い出すだけなら一言、「たっくん?」だろうな。 ちなみに、私は「2回」観ました。(汗)
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