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| 2016年04月18日(月) ■ |
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| 身の丈にあっているか |
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書籍「住み心地はどうですか?」 (柏木博他9名著・建築資料研究社刊・175頁)から。 建築家ならではの視点が随所にあって、 あっと言う間に読み終えた。 特に「心地よいすまいのデザインを考えよう」と題し、 「住み心地のよい家を考えるための7つのキーワード」は、 各項目のタイトルであるけれど、書き出してみると、 「住まいづくり」と「まちづくり」は共通点が多かった。 「住みやすいまち」や「住み続けたくなるまち」という言葉を 自治体の将来都市像に掲げる市町が多いけれど、(わが町も) どんな生活が「心地よく」感じるのか、を論じてはいない。 そのヒントが、この書籍にはあった「キーワード」であろう。 ・身の丈にあっているか ・まわりと馴染んでいるか ・自然を活かしているか ・ひとつ屋根の下の感じがするか ・拠り所となる中心があるか ・あいまいで融通がきくか ・心が落ち着く要素があるか こんな項目が、まちづくりに感じられれば、住民は 「心地よく」生活をし「住み続けたくなる」ということだ。 この中で私が選んだのは「身の丈にあっているか」。 あまり背伸びをしない、言い換えれば、大都市を真似しない、 そんなところに「心地よい」環境が生まれるに違いない。 「心地よいまち」と「住み心地のよい家」は、ほとんど同じ。 あなたのまちを、このキーワードで眺めてみてはいかが?
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