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| 2016年03月23日(水) ■ |
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| 死因は「同性愛」、だから「死刑」 |
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映画「中国の植物学者の娘たち」(ダイ・シージエ監督)から。 「中国ではタブーとされる“同性愛”というテーマに挑んだ意欲作」 というフレーズが私のアンテナに引っ掛かり観たが、 結局は、心臓発作を起こした中国の植物学者の直接的な死因が、 2人の美しい女性たちの同性愛ということで、判決は死刑。(汗) 主人公2人の裸体と、アジアっぽい音楽と風景には満足したが、 この映画を通して、監督は何を訴えたかったのか、わからなかった。 まだまだ中国は、男女差別が横行している国なのか。 新婚での初夜、新郎が突然怒りだすシーンがある。 「なぜ処女じゃない、誰と寝たんだ」と暴力をふりながら。 父親の足を、毎日、娘たちがていねいに洗うシーンも出てくる。 映画とはいえ、馴染めないシーンの連続に、ちょっと戸惑った。 この映画を思い出すためのワンフレーズは、 「死因は『同性愛』、だから『死刑』」としてみた。 どうして中国では同性愛がタブーなのか、そんなことが気になった。 民主化が進む中国で、この考え方はこれからの課題となるに違いない。 じっくり見守っていきたい。
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