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| 2016年03月04日(金) ■ |
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| あの、朴念仁 |
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テレビドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」から。 この作品が、映画「図書館戦争 THE LAST MISSION」 の公開を記念し放映されたドラマ特別企画だとは知らずに鑑賞した。 榮倉奈々さんが演ずる、主人公・笠原郁は、岡田准一さん演ずる 白馬に乗った王子様的存在の、図書特殊部隊教官に憧れ、入隊。 普段は、尊敬しているにもかかわらず、自分の恋心が伝わらず、 部下としてしか見てくれない彼に、独り言のように呟く台詞がある。 それが「あの、朴念仁」。 若い女性が、この言葉を使うところが、何か意味ありげだった。 「朴念仁」とは、 「頭が固く物分りが悪い人。または無口で無愛想な人のこと。 また、がんこで物の道理のわからない人。わからずや。」の意。 しかし、語源や由来は分かっていない。 ただ、「朴念仁」の「朴」は、飾り気がないこと、 「念」は心にかける、「仁」はおもいやり、という意味なので、 「おもいやりの心が足りない」人のことをさすようだ。 女性の恋心に気付かない男性に対して、使われることが多いようだから、 「鈍感・優柔不断」と同意語なのかも知れない。 ネットでは「朝鮮人の名前ですか?」という質問があり、笑えた。 静岡県東部に住む私にとっては、伊豆市・修善寺にある蕎麦屋さん 「朴念仁」の方が、先に浮かんでしまう。 今度、店主に「店名の由来」、訊いてみようかな。
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