初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2015年12月14日(月)
ひと手間を習慣づけると、それは手間ではなくなります。

映画「千年の一滴 だし しょうゆ」(柴田昌平監督)の
地元上映を記念して、初日初回上映後の監督舞台挨拶と、
伊豆市の日本料理店「羅漢」の女将、加藤敦子さんを交えた、
トークライブが「サントムーン シネプラザ」で開催された。
これまた私のメモは溢れだが、食に限らず、どの分野でも、
いや、生活のすべてに関係しそうな、加藤さんの台詞を選んだ。
「料理には必ず相手がいる」ということを意識し、
出汁になる食材を「お日様に当てて・・風に当てて・・」と
ゆったりとした口調で話してくれたあと、
「次の世代につなげていきたいもの」の問いに、
八十八回の手間をかけてつくる「お米」を挙げてくれた。
しかし、それを「手間」としないアドバイスが粋だった。
それが「ひと手間を習慣づけると、それは手間ではなくなります」。
これは、料理に限ったことではなく、掃除や子育て、メールなど、
あらゆる分野に通用する考え方だな、とメモをした。
「手間を手間と考えないくらい、毎回繰り返す」
これが「羅漢」のおもてなしに繋がっているんだなぁ、きっと。