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しもさんの「気になる一言」
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2015年12月12日(土)
籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人

映画「千年の一滴 だし しょうゆ」(柴田昌平監督)の
上映に向けて、朝早くから夜遅くまで、多くの人が動き回った。
映画の感想から上映会実行委員会の様子など、書きたいこと満載。
その中で、今日の日を思い出すには・・と、考えたところ、
なぜか、大学時代に先輩から教わった台詞が頭に浮かんだ。
「籠(かご)に乗る人、担ぐ(かつぐ)人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人」
人それぞれに役割があり、どの役割の人が欠けても、
全体的に考えると、上手くいかないことを示している。
今「和食」が世界で注目を浴びているが、
その「和食」の根底を支えているのは「だし」。
その「だし」となる「昆布・鰹・椎茸」を作るのに、
これまた多くの人が、丁寧な時間を掛けている。
まさしく「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」。
また、このドキュメンタリー映画を地方のシネコンで上映する、
そのためには、勿論、作品を作った「映画監督」がいて、
これを多くの人に観せたい、という強い想いの「発起人」や、
その想いを受け止めて、快く上映してくれた「映画館の支配人」、
さらには、初日のイベントをスタッフとして、飛び回った仲間たち。
彼らのどの役割の人が欠けても、今日のイベントは成功しなかった、
これまた「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」である。
このフレーズで、映画の感想も、初日のイベントも思い出せるから、
この一言を残しておきたい。

P.S.
映画の感想は、また近日中にアップする予定です。お楽しみに。