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2015年11月05日(木)
ますます謎が深まった「泉頭(いずみがしら)」という地

先日、徳川家康公顕彰四百年記念事業として、
「第1回清水町・泉頭 歴史文化フォーラム」が
地域交流センターで開催された。
全国の名所旧跡を数多く知っている「徳川家康」が、
自分の余生を過ごす場所として、柿田川のほとりを選び、
隠居所を建てようとした史実が明らかにされ、
そんな素晴らしい場所に住んでいる私たちは、
自然景観としての天然記念物「柿田川」に、
徳川家康が隠居をしようとした歴史が加わったことで、
さらに、付加価値がつき、ワクワク感が増した。
この地に住み、この地で働くことの「誇り」とともに、
自信を持って、外に向けて情報発信ができる気がした。
ただ、一度は決めた隠居所が急遽中止になった理由は、
「本光国師日記」等の史実に基づく説明で理解できたが、
どうしてこの地(泉頭)を選んだのか?という私の疑問は、
解決されぬままだった。
一言で言えば「ますます謎が深まった『泉頭』という地」。
わからないからこそ、いろいろな想像が膨らむ。
そしてその「謎」を追求することでまちづくりができる。
選んだ理由や、建てていたらどんな間取りだったのか、
想像するだけで楽しくなる。だから、歴史は面白い。