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| 2015年10月05日(月) ■ |
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| 船の汽笛の音は、ドの音 |
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映画「くちびるに歌を」(三木孝浩監督)から。 「アンジェラ・アキの名曲『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』を モチーフに生まれた中田永一の小説を新垣結衣の主演で映画化」、 この解説に、ちょっと惹かれて鑑賞した。 ストーリーが連想しやすくなってしまい、かえって難しい。 逆に、安心して観れる、という表現もできなくないが、 やはり、もの足りなさが残ったまま、ラストを迎えてしまった。 そんな中、今回私のアンテナに引っかかったのは、 「船の汽笛の音は、ドの音」というフレーズ。 あっ、そうか、確かに「ド〜」という音階、ずっと延ばしていると、 「ボ〜」と重なり、船の汽笛になっている。 主人公のひとりとなっている男の子の兄が障害を持っていて、 時々「ボー」と口にするのは、病気のせいだと思っていたが、 実は「ド」の音を出していたということにも、気がついた。 船の汽笛で「2回は、出発の合図。前進、前進」というフレーズも、 船の音を生活の中で耳にする、小さな島の住民ならではの視点として、 面白かったと思う。 そんなことを書きながらも、やはり主演の「新垣結衣ことガッキー」が、 最初からラスト直前まで、ニコリともしない仏頂面で演技し、 最後に1回だけ、船の上から満面の笑みを浮かべるシーンがよかった。 笑顔が似合う女性が、笑顔を見せない役、難しい演技だったろうなぁ。
P.S. 発声練習のフレーズ「AEIOUEA あえいおうえあ」 私たちは「IEAOU いえあおう」だったなぁ、たしか・・・(笑)
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