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| 2015年09月15日(火) ■ |
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| 女中はまともな職業だったし、嫁入り前の花嫁修業でもあった。 |
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映画「小さいおうち」(山田洋次監督)から。 ストーリーとは、あまり関係ないかもしれないが、 昭和初めの頃の「女中」という職業に興味を持ってしまった。 年老いた主人公・布宮タキ(倍賞千恵子さん)が孫に語る、 「女中」という職業に対する定義に頷いてしまった。 「昭和の初めの頃はね、東京のサラリーマンの家庭では、 女中さんがいるのは当たり前だったのよ。 近頃は、お手伝いさんなんて言い方をするけど、私の若い頃は、 女中はまともな職業だったし、嫁入り前の花嫁修業でもあった。 奴隷みたいに思われたら、かなわないよ」 最近では「花嫁修業」という言葉も死語となりつつあるが、 男性の「徴兵制度」がなくなったように、 女性の「花嫁修業」も時代の流れとともに、なくなった。 どちらも、若い年代の大切な一時期でないかと感じている。 特に「花嫁修業」となっていたという「女中」という役割は、 ある意味、有料の社会奉仕(ボランティア)をしながら、 家事全般に必要な知識・基礎技術を、住込みで覚えるシステム、 そう考えることが出来なくもない。 長い期間でなくても、家族以外の人たちと一緒に住むことで、 いろいろなことを覚えさせてもらえる体験は悪くない。 しかし、これも中年男性の古い視点かもしれないなぁ。
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