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| 2015年05月18日(月) ■ |
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| このまま聞いても、俺の心が乱れてる |
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映画「ダンシング・チャップリン」(周防正行監督)から。 映画の前半部分は「第一幕 アプローチ」 通常の映画では「メイキング」と称される部分。 後半部分が、作品としての「第二幕 バレエ」 映画だと言うのに「第一幕」と「第二幕」の幕間に しっかり「5分」の休憩時間があるところが面白い。 まぁ、周防監督が奥さんである草刈民代さんのバレエシーンを 劇場で開催される公演記録としてではなく、 映画作品として残そうとしたところが斬新と言えば斬新。 振付師(ローラン・プティ)に映画の構想を語り、 意気投合して、一気に進めようとした監督に、 振付師は「私にとっては、映画化する意味がない。 そんなやり方では、やりたくない」とピシャリ。 このままでは、話が一向に進まないと判断した監督は、 通訳の人に、小さな声で耳打ちをした。 「ちょっと作戦立てるほうがいいかもしれない。 このまま聞いても、俺の心が乱れてる」と。 冷静さを失って交渉することの難しさを教えてくれた。 メイキングとはいえ、このシーンはインパクトがあった。 映画作品としての評価は分かれるところだろうが、 新しい試みとしては、面白かったのではないだろうか。
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