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| 2015年03月19日(木) ■ |
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| 他人に危険を振り分けて、自分は安全でいられる |
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書籍「十二国記(図南の翼)」 (小野不由美著・新潮文庫刊・419頁)から。 (ファンタジーの世界を説明するのは難しいので、 いつものように場面設定は、曖昧になってしまうが) 獰猛な獣に襲われて殺されるかもしれないという危険、 そんな危険地域を通って、ある場所に向かう多くの人々。 こんな会話がある。「何のために我々は、 こうして集団となって蓬山に向かっているのか」 「臆病だからだろう」・・ さらに、場面が進み、同じような会話。 「そばに人がいたほうが安全だからだ。 なぜなら、横にいる人間が襲われている間に、 自分が逃げられる可能性があるからだ。 人が・・人に限らず、力のない生き物が群れるのは、 そのほうが安全だからだ。他人に危険を振り分けて、 頭数のぶんだけ、自分は安全でいられる」「酷い話ね」 「酷い?だからお前は甘いんだ、 これは酷いことじゃない、自然の摂理だ」 学校でも職場でも社会でも、どんな場面でも、 人が群れる理由をこう考えていれば、怖いものなし。 虐めというのは、自分が安全でいたいから起こるのだから。
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