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| 2014年10月23日(木) ■ |
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| いいんだよ、無理に話さなくても・・ |
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映画「かかしの旅」(冨永憲治監督)から。 小さい時、ある事故で右足が不自由になったことから 学校では「かかし」と呼ばれ、苛められていた少年が家出をした。 しかし、行くあてもなく、コンクリートの階段に座り、 ぼ〜っとしていたら、どこからか3人の少年が寄ってきて、 知らないうちに、仲間として認めてくれて共同生活をする。 そのきっかけになったのは、最初の話しかけであった。 普通なら「名前は?」「家はどこ?」「どうしたの?」など、 警察尋問のように、質問の嵐に見舞われるのだが、 彼らは戸惑っている主人公に向けて、こう発した。 「いいんだよ、無理に話さなくても・・」 この一言は、人間不信に陥っていた主人公にとって、 とても救いになった言葉だと思う。 物語中盤「どうしてみんなが僕を受け入れてくれたのか、 はっきり聞いたわけじゃないけど、何となく判るような気がする。 みんな僕と同じなんだ」と振り返るシーンもある。 心を閉ざした人間にとっては、何よりも温かい言葉は、 「いいんだよ、無理に話さなくても・・」だったということ。 「どうして何も話してくれないんだ?」と問い詰めるのは禁止。 「北風と太陽」の話に似ているなぁ。
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