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| 2014年09月05日(金) ■ |
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| お前、骨を観るために、鯖を食っているのか |
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映画「風立ちぬ」(宮崎駿監督)から。 「僕は、美しい飛行機を作りたいと思っています」と言い、 ただ頑丈なだけの飛行機ではなく、風をうまく捉えて飛ぶ、 紙飛行機のような「飛び方が美しい」ものを求めていた。 その根底にあるのは、たぶん「曲線」。 それは、主人公・堀越二郎が、同期の本庄と食事をする場面、 突然、鯖の骨を嬉しそうに眺め、箸でつまみながら、 「美しいだろ、素晴らしい曲線だと思わないか」と話す。 そんな彼を見て、呆れながら友が呟く台詞。 「お前、骨を観るために、鯖を食っているのか」 思わず、なるほど・・とメモをした。 「設計で大切なのは、センスだ。 センスは時代を先駆ける、技術はその後についてくるんだ」 という夢の中のカプローン伯爵のフレーズが蘇ってきた。 書籍・映画「永遠のゼロ」でメモして気になっていた、 この飛行機に長時間搭乗するパイロットのことなどは、 考えていないことがわかった。 ただただ、美しい飛行機を作りたかったんだ、と。 「設計家は、夢に形を与えるのだ」という発想には、 何に利用される、という視点がないことも・・。 「鯖の骨の曲線」と「ゼロ戦の曲線」、 私の中で、なんとなく繋がったから不思議な感覚が残った。
P.S. アニメだけど、気になった掛け軸「天上大風」を発見。 江戸時代の禅僧良寛さんの言葉とされている。 「大きな風に乗って空に舞い上がれ」という意味だろうか。
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