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| 2014年08月21日(木) ■ |
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| 人一人の性根をあまりみくびらぬことじゃ |
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書籍「村上海賊の娘」(和田竜著・新潮社刊・ (上474頁・下499頁・計973頁)より。 読書後の第一声は「主人公は誰?」。(笑) タイトルを見れば「村上海賊の娘・景」と思うが、 1,000頁近い物語にしては、出番が少ない気がするし、 「眞鍋七五三兵衛 (しめべえ)」のインパクトが強すぎる。 なぜか、主人公・景の行動には心が動かなかった。 私がこの作品を思い出すフレーズは、 「人一人の性根をあまりみくびらぬことじゃ」。 「性根」とは「根本的な心の持ち方。根性」のこと。 作品に登場する男たち(景だけ女)の戦いざまに感動し、 「火事場の馬鹿力」に近い「根性」と、 軸がぶれない「戦に対する信念」みたいなものを感じた。 戦の指揮を執る大将だけでなく、名前も出てこない兵から、 大阪本願寺を拠点とした、本願寺門徒まで、同じだった。 死ぬことを恐れず、自分の決めた生き方を忠実に守る戦い、 これが、この作品の根底に流れる魅力であろう。
P.S. 2冊を読み終え、読みにくいから外してあった本の帯を つけ直そうとしたら、下巻裏面で見つけたキャッチコピー、 「人ひとりの性根を見くびるなよ。」・・やっぱりなぁ。
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