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| 2014年07月31日(木) ■ |
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| 俺は、柴田トヨって人をほとんど知らなかったんだなぁ。 |
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映画「くじけないで」(深川栄洋監督)から。 90歳から書き始めた詩人、柴田トヨさんは もう詳しい説明はいらないだろうが、 その役を八千草薫さんが演ずるとあって、 期待に胸が膨らんだことを、事前に記しておきたい。 作品中にタイミングよく挿入される詩は、 何度耳にしても、温かさを感じる素敵な詩である。 しかし、今回私が選んだのは、柴田トヨさんの息子、 武田鉄矢さんが演じた、柴田健一の台詞。 母親の詩を丁寧に整理しながら、読み返していくうちに あることに気づき、込みあげてきたものがあった。 「俺は、柴田トヨって人をほとんど知らなかったんだなぁ」 そして「俺が知ってたのは、ごく一部だったんだなぁ」 この台詞は、本当によくわかる。 自分も息子として、母親のことをよく知っていたつもりが、 実は、若い頃のことも含め、ほとんど知らないことばかり。 息子(娘)だから、親のことは自分たちが一番知っている、 それは、間違いだと気付いた。 親は子どものことを知っているかもしれないが、 子どもが親を知っているか、と尋ねられたら自信がない。 意外にも、嫁であったり孫であったりこともある。 もう少し、親のことを知ろうとしなくちゃいけないな、 たった一人の親なんだから。
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