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| 2014年06月11日(水) ■ |
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| 迷ったら川に来るといいよ、答えが見つかるから。 |
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映画「四十九日のレシピ」(タナダユキ監督)から。 ストーリーとは、ちょっと外れるけれど、 川に関する話が、私のアンテナに引っ掛かった。 永作博美さん演じる主人公・百合子が小さい頃、 ママ母・乙美さんに連れられ川へ行き、母から話を聴かされる。 「百合ちゃん、迷ったら川に来るといいよ、答えが見つかるから。 川はね、いろんなもの、全部の境目なの。 どっちにしようか、行こうか、戻ろうか、迷う気持ちを水に流して、 前に進ませてくれるのよ」 この感覚、なかなか理解しにくいかもしれないが、 毎日、清流の川を眺めながら通勤している私にとっては、 心にストンと落ちた表現だった。 前日までのモヤモヤも、しばらく川を眺めていると消えていく、 何かの判断に迷った時、その流れの速さに呼吸を合わせていると、 す〜っと、答えがみつかることも、実体験として知っている。 だから、こんな感覚で川を眺めている人が私以外にもいたなんて、 と嬉しくなった。 こればかりは理屈でもないし、ちゃんとした根拠があるわけではない。 ただ、じっと川を眺めていると、心が落ち着き、迷う気持ちがなくなる。 それだけのことなんだけど・・。 こんな台詞もあった。「川のそばの家、いい家よ。亡くなった人たちが、 その川の向こうから私たちを見守ってくれているんだもの」 う〜ん、なんだかわかる気がするなぁ。
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