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2014年05月16日(金)
生活圏に深く入り込んだ図書館サービス

書籍「ぼくは図書館がすき」(漆原宏撮影・日本図書館協会刊・87頁)から。
単なる写真集かと思ったが、タイトルが「図書館」だったので、
じっくりと眺めてみることにした。
写真に添えられた著者のメッセージも、温かい空気を感じることが出来た。
そんな中、私が最近注目している「移動図書車」について、
私の考え方と同じだったので、メモをした。
「移動図書館の運行経路に、高齢者介護施設や病院などが
組み込まれるようになってきました。
生活圏に深く入り込んだ図書館サービスは、いつの時代も必要とされるものです」
費用対効果などが叫ばれ、時代の流れとともに、あまり見かけなくなったが、
私は、こんな時代だからこそ「移動図書車」が必要だと思っている。
佐賀県武雄市のように、今まで図書館などに行ったことがない人たちを、
足を向けることになった取組みはちょっとだけ評価したいが、(笑)
これからどんどん高齢化が進み、街の中央に大きな複合施設を造るより、
高齢者が歩いていける生活圏、各地区の児童公園や公民館に、
移動図書車が定期的に巡回するサービスや、彼が書いていた
高齢者介護施設や病院に巡回するほうが喜ばれる気がしている。
インターネットが使えない世代をはじめ、運転ができない人たちにとって、
やっぱり身近な場所に、本を手にする環境があったほうがいいだろう。
「自動血圧計付き・移動図書車」「地場産品販売付き・移動図書車」、
「スタンド珈琲販売付き・移動図書車」・・
とにかく、待っているのではなく、こちらから生活圏に入っていく。
それには「移動図書車」の活躍が必要なんだよなぁ。