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2014年05月17日(土)
「柿田川」も「文化遺産」(文化芸術)の対象

わが町を拠点に活動している、NPO法人「ウォータービジョン」、
設立15周年記念「フェスタ ウォータービジョン2014」が、
今日・明日の2日間、地域交流センターで開催されている。
イベント皮切りのシンポジウムのテーマは「文化は、地域から世界へ」、
パネラーは芸術や文学、考古学等をとおして全国・地域で活躍している5人。
沼田園子さん(ヴァイオリニスト)・久保田幸代さん(インド舞踊家)・
小金澤保雄さん(考古学者)・大場茂之さん(日本画家)・
佐藤三武朗さん(前日大国際関係学部長)・・
それぞれの人が語る「文化」の定義は、私のメモの対象となったが、
文化の話をしているにも関わらず、なぜか話がずれてしまい、
「富士山」や「柿田川」になってしまうことに驚きを覚えた。
「富士山」は「世界文化遺産」に登録されたのだから、当然と言えば当然、
「柿田川」は「天然記念物」だから「自然遺産」と思い込んでいた。
しかし、パネラーからは「文化の対象」として「柿田川」が語られた。
「文化」とは「目に見えないけれど、人間にとって大切なもの」だとしたら、
柿田川は「目の前に広がる、季節感を感じる自然風景」の癒しとともに
「目には見えないが、自分の想像力を働かせて表現したくなる文化芸術」の
対象として、しっかり根付いていることを心から喜びたいと思う。
「『柿田川』も『文化遺産』(文化芸術)の対象」のフレーズを残したい。
この気付きは、今後の私の仕事にも大きな影響を与えるに違いないから。
「ハード事業」+「ソフト事業」=「ハート」(心を耕す事業)、
退職間際の数年で、やっと実感できてきた公式である。