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しもさんの「気になる一言」
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2014年04月19日(土)
作物の世話をするように、国の世話をするだけ

都市計画課の大事なイベント「春のみどりまつり」の初日、
「春野菜の植え方」を教わりながら、思い出したフレーズを
書籍「十二国記(華胥の幽夢)」の中の(冬栄)、
小野不由美著・講談社X文庫刊・365頁)から。
冒頭「お役目とお仕事は違うものですか?」
「仕事は自分で選ぶものです。お役目は天が下すものです」
この会話で頷きながら、あることが浮かんだ。
国づくりは「仕事」ではなく「お役目」なのかな、と。
ある国の王は「作物の世話をするように、
国の世話をするだけでいいんだろう」って考えていた。
「木は勝手に伸びます。そんな風に国も勝手に伸びるんじゃないかな。
一番いいやり方は、木が知っています。俺はそれを助けるだけなんです。
葉が萎れていたら、水が欲しいっていう合図なんですよ。
だから、俺は水をやる。国もたぶん、そんなふうなんだと思うんです」
積極的に、他の国より良くしようとするのではなく、
自国の民が生活に困らないように見守る、それが王の役目。
私にとっては、新しいまちづくりのヒントになった気がする。
「俺は国を見守っています。
悪いことの先触れはないか、足りないものはないか見守っている。
それが世話をする者の役目だからです」
なるほど・・これからは、こういう視点が大切かもなぁ。