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| 2014年03月29日(土) ■ |
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| 「97歳」「104歳」 |
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暗号みたいな「気になる一言」で申し訳ないが、 私にとって、長寿の秘訣を教えていただいたお二人が、 2月、3月と続けて他界し、お通夜に参列させていただいた。 そのお二人の思い出を記録・記憶に残すために、 敢えて「97歳」「104歳」と年齢だけにしてみた。 不思議と、この数字だけで誰のことか思い出せるし、 おふたりとも、元気な頃の姿が蘇ってくる。 1人は男性、若輩の私に「企画係」の係長を任せてくれた方、 その御恩は、言葉では言い尽くせない。 また最近では「敬老会」出席のために、 福祉課課長補佐として車で送り迎えした車中では、 「ショートホールをドライバーで打ってオンする」話を聴いて、 シュートアイアンでも難しいのに、と大笑いしたのを覚えている。 そしてもう1人は女性、100歳のお祝いに、ご自宅へ伺い、 「何でも食べること」「相撲が好き」なんて話を、 友達のように楽しそうに話してくれたのを思い出した。 共通して伝わってきたのは、人生を楽しんでいるってこと。 そして(当然だけど)しわくちゃな顔が、可愛く感じられたこと。 私たちが書籍でしか知らない「明治・大正」に生まれ、 幾つかの戦争を乗り越えてきた精神力の強さが感じられる。 おふたりの体を支えてきた「細胞」の1つひとつに、 本当に長い間お疲れさまでした、と伝えたい。
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