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| 2014年03月12日(水) ■ |
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| 3月11日だけ『電気』を停めてみてはどうか |
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昨日「3.11 東日本大震災」を風化させないために・・と、 全国でさまざまな関連イベントが開催され、 地震発生時の14時46分には、多くの国民が「黙祷」をした。 阪神淡路大震災の時のことは、忘れてしまったかのように。(汗) ぬくぬくとした家屋の中で、新聞・テレビ・インターネットを通して あの時、何をしていたかな?と振り返る程度で「風化」はとまらない。 当時、もちろん地震の揺れの大きさに驚いたが、 東京で働いていた娘の「安否確認」と、 突然決まった「計画停電」が印象に残っている。 「生死」はもとより「帰宅難民」になっていないだろうかという不安は、 「私はだいじょうぶ」という娘からのメールが届くまで続いた。 それからしばらくして、東電から「計画停電」のお知らせ。 社会教育・社会体育といった「公共施設」をたくさん抱える中、 当日にならなければわからない状況が毎日のように続き、 それでも、施設の位置でグループを確認しながら、なんとか乗り切った。 その後「節電」「省エネルギー」という言葉が氾濫し、 「緑のカーテン」と称してゴーヤを育てたりもした。 それが今では、震災前と変わらない生活に戻った気がする。 あの時の気持ちを忘れないように・・と国全体で取り組むのなら、 突拍子のない提案かもしれないが 「3月11日だけ『電気』を停めてみてはどうか」と思う。 私は昨日、寒さの中、手袋なしに歩いてみたら、 1時間で手の感覚がなくなってきて、痛い感じすらした。 こういう体験をすることでも、被災者のことを考える機会となる。 私はたぶん、毎年、寒い中を歩き続けることで、思い出したい。 「風化させない」ってこういうことじゃないのかな。
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